メンコイ丸


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パンを焼くようになったのは
気に入ったドイツバゲットを焼いていた 小さなパン屋さんが店を閉じた時からであった

他の店を何軒か当ってみたが
どこも大きな穴があいていて
ブルスケッタの様に、上に塗ったり乗せる料理には不向きだった

ならば自分の料理に合ったのを作るまで...

で、ある。


ピッツァの生地とたいして変わらぬ
そんな感覚でバゲットを焼きはじめ
今回は バターロールを焼いた

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二次発酵から可愛い丸は
溶き卵を塗って焼き目が付くと
また一つメンコイ

粉が手を加えられ
ただの小麦粉が幸せな料理へと変化してゆく
何にも無いところには 物質的なものはナニも生まれないが
何かあれば何かが生まれる



ボクのゴンボ手から作りだされたパンは
生地作りの段階で台に おもいっきし叩き付けられるが
精一杯の愛情を注いでいる

食べ物にもそうだが
 食べてくれる人
にだ。

食料品から生活必需品のあらゆるものが不足して
衣食住が全てが

そんな中、
続ける事、続ける事の大切さをボクは思う

 安心
とまではいかぬが
 ホッとする場所と、そこにある美味しい喰い物で腹を膨らませて欲しい

状況が回復するまで
食材を調達できる限り
ボクはコレを続ける。

お腹くっちくして
明るく元気に頑張ろう

ナニ、
空元気だって構わんさ

深い悲しみを背負っていても
絶望の淵にあっても

明けぬ夜はない
たとえそれを自身で見られなくとも
陽はまた昇る。
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