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カナダの国立公園内の渓流横に続く杣道は
この国の国旗の緑と針葉樹でできていた
なんとなくだけど、同じ杣道でも異国情緒が感じられるのは
釣り人ならではの感覚なのだろうか...

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此処ではそんなに高い山でもないが、7月でこの雪を被っている
と、云うコトは...
雪代全開。

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支流のそのまた沢でやっとミノーが引ける流れ
しかし、堰堤も滝もない河川なので水の押しがとても強い
膝まで入ると、ボクの体重でも押し流されてしまう

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蛇行するポイントの、そのヨレを見つけてはミノーの逆引きとミッジをルースニング
ミノーはフロントフックを外され、テールをバーブレスのワンフック
フライは餌釣りと変わらずのスタイルであった。
まぁ、この時期この水量ではいたしかたない
釣れてくるのはヨレに逃げ込んだレインボーとイワナのおこちゃま
それでも其処に立つのが憧れであったので、とてもステキな満足感に浸れた

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彼の地でフィッシングガイドをしてくれた Clint のフライボックス



ボクは想う...
またこの国の溪に足を踏み入れるコトがあるかないかはわからぬが
ベストシーズンだろうがなかろうが、大切なのはその水である。
異国の水なのである。
その水を感じるコトがボクの釣りなのであろうと、そう思ったカナダでの釣りであった

ミノーや毛鈎を打ち込み
掌で粘度を確かめ、指先で硬度を感じ
全身を浸し水に包まれるコトが大切なのかもしれぬ
# by kuccina | 2011-09-05 10:21 | etc...
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源流釣行
そんな大層なアクセスではないが、そんな雰囲気を身近に味わえるのが東北の渓流釣りのいいところ
ケン・りゅーたろ と3人のおバカトリオがゆく日曜のお遊び

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アブが少なくなって、釣りやすかったにもかかわらず
早めにあがる
なぢぇなら、おなかがすいたから~

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鶏手羽と釣ったイワナと、お野菜
決して切るのが面倒とか、めんどくせぇとか
そんな訳ではない。
男らしく、バカっぽく豪快に...ソレを追い求めているのだ

お野菜は大切だ
お肉ばっかし食べてたらイケマセン
甘長は手羽の脂を身に纏い、テカテカと焼き目をつけ
長葱は切り目がない分、ビックリする位にジューシィに甘く焼き上がり
でっかい茄子はそのまま炭火にくべられ焼きナスに変身し
地場産品直売所で売られていた野菜は美味しく調理された(ちょ、ちょうりってほどでもないけど...)

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ボクとケンの身体に似合ったペットボトルは
赤コーラでカロリーON!

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 この日使った調味料

ニンニク味噌
醤油


 この日の一本喰い感想

長葱、噛み切りにくいが なんだもねぐ旨く焼き上がる
甘長、京野菜もココで育てば山野菜。手羽の脂と相性良し。何本でもイケる
どでか茄子、えんせきがいせん効果でジュワワッと...水分補給か!
イワナ、いつもの焚き火の煙と違って手羽の煙だったからイマイチのできあがり
手羽、1人10本以上は喰い過ぎかと思われるが、蟹と同じく無口になる喰いモノ。やっぱ炭火に限る

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 日アホ♂会
結成と成る。

さ、次は...
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友人の がちゃこ兄ィやん に考えて頂いたショルダーラインなるものを
ちょといじってしまいました。ごめんなさい

自分からは思いもつかないキャッチフレーズは
日を追うごとにとても馴染んできました

誰もが興味を持ってくれるこのコピー

そしてボクの根を語ると納得して、ボクの料理を味わってくれる


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昨今、インターネットで相当な情報を取得できるが
 経験
と云う、どうしようもなく時間が掛ってしまうモノは、ネットでは窺い知るコトも出来ない

その遠回りである財産は庖丁の減りが物語る...

先日、ボクの最初の親方が店に来てくれた
この写真の上の二振りはその親方から譲り受けた庖丁である

世界広しと云えど、種の幅がこれほど多いのは和庖丁の特徴であり
触れれば切れる日本刀の切れ味を受け継ぐ鍛え方でもある

この想いのこもった庖丁を使い、作る事が
ボクの料理。



いつしか和に戻る
その為に取り入れたい洋。

その訳は...

浸らねば解らぬ芯があると思ったから。
取り入れているだけでは、それまででしかないが
どっぷり浸かり、その中で和を活かすコトによって
自分の料理と云うモノが確立しつつあり
そこで得たモノが和に戻れば
いかがなモノに姿と味と本質を生んでゆくのか...

其処に至るのが今の所、ボクの標である


創作料理と云う根の無い浮遊する料理は好きではない。
だからこそ浸かり 身に沁み込ませるしか方法がないと決断ス...
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昼過ぎの雨で 渓流は笹濁り
それでも潜りたくなる日だった

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みかんもたまらず水浴びする。
今日は釣りが目的じゃないので、なんぼでもポイント潰してくれてイイぞ
おもいっきり遊びな

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あっちゃこっちゃ潜ってはみたけれど
魚が少ない
ヤマメもイワナもカジカも
いったいでんたいドコいった?

笹濁りごときでボクの目が霞むわけもないのだが
もしや...こ、これもろーがんの?

うぬぬのぬ~
# by kuccina | 2011-08-09 17:33 | outdoor
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サーベルにてシャンパンを開ける

その瓶の口の割れたのを 幸運のお守りとするらしい

カナダでのボクは
酒に弱いくせに ずいぶんと呑んだ

初めに通されたのはワインセラーであって、地下のその部屋は
仲間とワキアイアイ呑みながら語るにはあまりにも広すぎたが
それでもシャンパンやワインが駆け廻りはじめると、とても良い風景になる

牡蠣の早剥き大会を終えた身は
少しの緊張を解しながら、お祭り気分の余韻を染み込ませ
外国語の笑いの中、意志の表現をまさぐりつつ
抱きしめ合い、目を見、肩を組み、笑い合うコトでとても楽になった。

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Ice Room はマイナス27℃
氷の壁に埋め込まれたウオッカを呑む

防寒着をはおり、氷の部屋に...
その中の酒はどれもトロリ としてい、
喉を焼くことなく滑り込んでゆく

それはとても旨く、酔いが回るコトもなく
スルスルと旨さだけを残していったが
外に出たとたん、喉と胃袋が熱くなる

しかしまたそれも心地よいことに驚きながら
ボクは崩れ落ちてゆく

この歳になってはじめて酒呑みの心地良さを知るとは...
# by kuccina | 2011-08-04 22:55 | etc...